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格安SIMとタブレットの需要が増えている
スマホに押されていたタブレット
ほんの少し前まで、大画面でクアッドコアを搭載したモデルを中心に話題を集めていたのがタブレットです。
さらに、キーボードが組み合わさったタブレットPCなども鳴り物入りで登場しました。
しかしスマートフォンの大型化に伴い、タブレットの必要性を感じない人も多くなっていったようです。
再注目されるタブレット
簡単にいえば、パソコンとして使うには不足が気になり、外出先で使うには大きすぎるというのがタブレットの弱点だったと考えられます。
そのため、持ち運びができるとはいっても、机の上からベッドサイドへの移動のように、屋内移動に便利な通信機器のイメージもありました。
そんな中、YouTubeの動画を楽しんだり、ドラマや映画のコンテンツを見たりする人が増えるとともに大型化したスマートフォンが、さらなる大画面の需要を喚起したともいえます。
しかし、スマートフォンは限界まで大型化したといえるため、それよりも大画面のモバイル端末として注目を集めているのがタブレットです。
そして、格安SIMの広まりが、持ち出せるタブレットを後押しするかたちになっています。
タブレットと格安SIMは、お互いに普及に役立っているといえるでしょう。
タブレットも大手キャリアから格安SIMへ
格安SIMはSIMフリータブレットで
スマートフォンでもタブレットでも、大手キャリアでは基本料金と定額プランなどで結構な料金を負担することになります。
そこで注目されるのが格安SIMです。
タブレットもスマートフォンと同様に、大手キャリア用のタブレットとSIMフリーのタブレットがあります。
格安SIMが使えるのはSIMフリーのタブレットです。
SIMロックがかかった大手キャリア用のタブレットがそのまま使える格安SIMもありますが、選ぶ際には確認が必要です。
タブレットの通信方法は主に2種類
大手キャリアのSIMや格安SIMはLTE方式か3G方式で通信しています。
LTE方式は4Gと呼ばれることもあるモバイル通信です。
れに対し、家庭へ引き込んだ光回線やADSLを無線化してパソコンを接続する環境があります。
Wi-Fiと呼ばれる無線LANです。
無線LANは、パソコンを屋内のどこにいても使えるようにするために普及したといえるシステムです。
LTEは「携帯電話」の通信方法であり、サービスエリアであれば基本的には全国どこにでも移動して使えます。
一方、Wi-Fiは自宅に設置した無線LANルーターとタブレットの間で、法令によって厳しく規制された微弱電波を使ってやりとりするかたちです。
そのため、持ち運べる範囲は家の中が前提となっています。
そこで、注意したいのがSIMカードを使用できるタブレットだけでなく、SIMカードは使用できないタブレットがあることです。
LTEで通信するタブレットなら格安SIMを使って通信できます。
ところが、Wi-Fi専用のタブレットは、そもそもSIMカードを挿入するスロットがありません。
間違って買ってしまわないように注意しましょう。
Wi-Fi専用のタブレットで格安SIMを使うなら、間にモバイルルーターを介在させる必要があります。
その分、コストアップすることは間違いありません。
タブレットにおすすめの格安SIM
U-mobile(ユーモバイル)
安さを追求したドコモ・ソフトバンク系のMVNO
U-mobile(ユーモバイル)は、とにかく安くタブレットやスマートフォンを使いたい人に向けた格安SIMです。
また、業界では初となるソフトバンクのMVNOであり、ソフトバンクのiPadやiPhoneで使えるため、SIMロックがかかっている機種の再生にも役立ちます。
しかも、LTE使い放題プランがあるので快適にタブレットを操作できます。
プリペイドデータSIM
U-mobile(ユーモバイル)の格安SIMの利用料金は、クレジットカード決済で支払います。
そのため、クレジットカードを持っていない人は利用できません。
ただし、クレジットカードも何も要らない格安SIMとして、プリペイドデータSIMが用意されています。
U-mobile(ユーモバイル)のプリペイドSIMは、急に思い立ったときや、タブレットを持って旅行する際に使い切りで利用できるのが特長です。
しかし、U-mobile(ユーモバイル)のプリペイドデータSIMの販売場所はU-NEXTストアや空港などの一部に限られています。
もっとも、山陽新幹線の車内でも販売しているため、ストアや空港に行けない人でも、購入機会があるかもしれません。
近くに販売店がある場合や、立ち寄った先で見つけた場合などは試してみるのもよいでしょう。
U-mobile(ユーモバイル)のプリペイドデータSIMには、7日間プランと15日間プランがあります。
参考
Uモバイルの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
DMMモバイル
低価格からはじめる格安SIM
DMMモバイルは、NTTドコモのインフラネットワークを利用した格安SIMです。
無店舗営業や大量購入などのコストカット策を駆使することによって、リーズナブルな料金体系がメリットの格安SIMの中でも、かなり安い価格を実現しています。
基本的なサービスも充実
安いからといってサービスが悪いということはありません。
基本的なサービスも充実しています。
DMMモバイルの格安SIMでは、データ容量の自由なシェアが可能となっています。
3枚までのSIMカードで容量をシェアすることができ、請求は一括ですが、家族に限らないため、友人や知人間でのシェアも可能です。
また、使い切らなかった容量分を翌月に繰り越せます。
その逆に容量不足となった場合は、必要な分だけ追加チャージすることが可能です。
しかも、追加チャージ分の有効期間は繰り越しなしのものを除いて3ヶ月もあります。
繰り越しなしのものは、その分だけお安くチャージすることが可能です。
臨時にたくさん使うことが確実な場合は、繰り越しなしを選んでチャージするとお得になります。
参考
DMMモバイルの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
LINEモバイル
LINEグループの格安SIM
LINEモバイルは、SNSでおなじみのLINEグループが送り出す格安SIMです。
その関係で、一般的に格安SIMが苦手としている年齢認証・ID検索というLINEの機能が問題なく使えます。
しかも、基本利用料金にはLINEポイントが付与されます。
LINEモバイルでは、NTTドコモとソフトバンクのインフラを利用しており、ドコモとソフトバンクの端末ならSIMカードを挿し込むだけです。
もちろん、他のキャリアのタブレットであってもSIMロックを解除すれば使えます。
SNSにやさしい格安SIM
LINEモバイルは、SNSにやさしい格安SIMです。
LINEはもちろんのこと、FacebookやTwitterなど主だったSNSの利用時に、データ量を気にする必要がないカウントフリーを取り入れています。
これによって、契約プランのデータ容量をオーバーしても、対象となるSNSなどは通信速度が落ちることなく使用できます。
また、LINEアプリを使ってデータ容量をシェアしたりプレゼントしたりできるのも、LINEモバイルならではのサービスです。
参考
LINEモバイルの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
格安SIMをタブレットで使うときの注意点
格安SIMでタブレットを使うときは、大手キャリアのSIMで使うときとまったく同じではないことに注意する必要があります。
そのひとつが、キャリアのメールアドレスが使えなくなることです。
キャリアのメールをメインに使っていた場合は、新しいアドレスへの変更を周知徹底することを忘れないでください。
また、キャリアが提供するアプリが利用できなくなります。
そして、キャリアに比べて通信速度が落ちる可能性があることも想定しておきましょう。
格安SIMは大手キャリアの通信インフラを利用しており、キャリアとしては自社のユーザーが優先となるのは仕方のないことです
メリットとデメリットを考慮して、格安SIMとタブレットを利用しましょう。
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