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格安SIMを速度で選ぶおすすめの方法とは
格安SIMの気になる速度
今話題の格安SIMに乗り換えてみたいけれど、通信速度がどうなるのか気になっている方が多いのではないでしょうか。
格安SIMのイメージで何となく速度が遅くなってしまうと心配されがちかもしれませんが、選ぶMVNOの種類や使う時間帯によってはキャリア並の速度が出るものもあります。
まずは、どのような要素で通信速度が変化しているのかを知ることで、自分に合った格安SIMを選択できるようになります。
今回は、格安SIMの通信速度を徹底的に比較して検証しました。
速度はもちろん、通信の安定度や回線の相性度も含めて利用用途に適したスマホの選び方をご紹介します。
購入してしまってから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
通信速度にかかわる要素をチェックする
一般的に通信速度を測るためにスピードテストという調査方法を使用します。
速さが数値の違いで視覚的にわかるので、参考として確認するには便利です。
しかし、これを見ればMVNOごとの速さが一目瞭然だから一番速度が出ているものを選べば良さそう!というわけにはいかないため注意しましょう。
なぜなら、通信速度は時間帯、場所、回線の帯域幅、端末といった要素で大きく変動するからです。
スピードテストをする際には近い条件でテストをしていますが、やはり時間帯のズレや条件の違いから使用感が異なる場合が出てきてしまいます。
参考にするときにはしっかりと同じ条件のもとテストがされているか確かめるのが大切です。
実際に使っている人の意見や口コミを確認する
格安SIMの数値的な比較はスピードテストから読み取りやすいですが、感覚的な速度の違いを知るためにも利用者のリアルな口コミをあわせて確認するのがおすすめです。
売る側ではなく購入者の使用感を知ることでより判断がしやすくなります。
できるだけ長く利用している方の意見を良く調べてみましょう。
スマホの使用時間や用途が近い方の口コミは特に参考になるのでチェックしておきたいところです。
また、通信の速さと安定度は別であるといえます。
最初は速かったけれど、使っていくうちに安定しなくなったというケースも少なくはありません。
なるべく最新の口コミや情報をチェックしてから購入するようにしましょう。
格安SIMならではの時間帯による通信速度の違いと比較結果
時間帯で通信速度が変わる理由は混雑度
格安SIMとキャリアの違いは使う回線の帯域幅にあります。
そもそも、格安SIM(MVNO)はdocomoやauといった大手キャリアから無線通信インフラを借りることで成り立っているのです。
そのため、大手キャリアのほうが帯域幅を広く使える分、混雑時にも速度が落ちにくいといえます。
さらに、格安SIMの会社ごとにも帯域幅が違うのがポイントです。
混雑していない時間帯や帯域幅によってはキャリア並の通信速度が出る格安SIMもあります。
企業がネットワークの増強をホームページなどで公開する場合もあるため、参考までにチェックしておきましょう。
快適なインターネット利用には1Mbpsあれば十分?
実はスマホでインターネットを利用するだけなら1Mbpsあれば十分スムーズな動作をします。
この1Mbpsというのは、回線が混雑しがちなお昼の12時半前後でも現状6割以上のMVNOが満たしている数値です。
一番通信が多い動画サービスであっても0.5~1Mbps程度あれば止まらずに見られるものが多くなっています。
そのため、個人が通常利用する範囲なら格安SIMでも速度の心配をすることは少ないといえるでしょう。
機種によっても通信速度に影響がある
格安SIM選びでもう一つ重要なのが対応周波数帯です。
実は機種によって対応している周波数が違います。
速度重視でMVNOを選んでいても間違った周波数の機種で使うと、期待するスピードが出ないといった状況が起こりがちです。
docomoのスマホはdocomo回線の格安SIMを使うといったように、キャリアごとに回線が分かれています。
もし、対応周波数帯がわからない場合は製品の仕様をホームページなどで確認しましょう。
正しく選ぶことでより快適な速度で格安SIMを利用することができますよ。
通信速度からおすすめの格安SIMベスト3
通信速度を比較して、総合的に判断した結果、本当におすすめできるのは「LINEモバイル」と「UQ mobile」と「mineo」です。
どちらも格安SIM会社の中では大手といえますが、それぞれ魅力のポイントやサービスには違いがあります。
比較の目安として速さはもちろんのこと、安定感や利用者の口コミからも判断しているので、単純なスピードだけではない実用性重視で選んでいるのがポイント。
詳しくは次の項目で紹介するので、格安SIM選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
格安SIM速度で比較したおすすめMVNO1位 LINEモバイル
ドコモとソフトバンクのマルチキャリア
のんさんのCMでおなじみのLINEモバイルが堂々の第1位です。
LINEモバイルはドコモ回線とソフトバンク回線のマルチキャリアに対応しています。
LINEモバイルは2018年にソフトバンク傘下となり、2018年7月よりLINEモバイルでソフトバンク回線がスタートしました。
ソフトバンク回線がスタートした当初はソフトバンク回線の速度が大手キャリア並みに速かったのですが、7月中旬に入ると数日間速度が急激に遅くなることがありました。
しかしその後回線の増強を行い、当初の速度に復活して速度が速いと評判も上々です。
格安SIMでありながら、ソフトバンクという大きな後ろ盾があるため、今後も速いスピードは維持されるでしょうから今後の速度にも期待が持てます。
実際に私がLINEモバイルのソフトバンク回線を契約してスピードテストしたところ、お昼の混雑時でもかなりの速度がでました。
お昼12:29の速度は21.9メガでした。
お昼13:02 2回目のスピードテストの結果は18.4メガでした。
いかにLINEモバイルのソフトバンク回線が速いかがお分かりいただけたと思います。
混雑時でこのスピードなので朝や日中などの混雑しない時間だと20メガは軽く超えますよ。
LINEはデータSIMでも利用可能!認証突破でID検査可能
LINEモバイルの特長と言えるのが、LINEモバイルならLINEアプリがデータSIMでも利用可能になることです。
LINEアプリの登録にはSMS認証が必要です。
データSIMの場合、SMSのオプションを付けていないと認証コードが送られてきません。
しかしLINEモバイルなら自社アプリのため、LINEモバイルに登録したメールアドレスに認証コードが送られてくるため、データSIMでもLINEアプリの登録が可能です。
また通常格安SIMではLINEの年齢認証ができないため、ID検索の利用もできないのですが、LINEモバイルなら契約情報のページに記載された利用コードをLINEアプリの年齢確認のページで入力することで年齢認証を突破することができ、IDでの検索も利用可能になります。
LINEモバイルの評判をチェック
実際にLINEモバイルを利用している方の評判をTwitterでチェックしてみたのでご紹介します。
しびれをきらして、ものは試しに、IIJ(docomo回線)からLINEモバイル(ソフトバンク回線)に変えてみましたが、この時間帯の速度が、下り1Mbps未満だったのが10Mbps〜20Mbps前後に改善されました。あとはこの速度が維持できれば良いのですが。
— おったん (@ottanxyz) 2018年8月19日
lineモバイル今朝70mbps越えてて笑う
— あおい (@aoi__0) 2018年8月19日
子供のLINEモバイルは、1GBでもデータが余る。LINE電話や、画像送信など沢山してるのに…お得感がすごい。
— ◆招待URL発行◆LINEモバイルに招待します!ラインモバイル紹介キャンペーン (@ILinemobile2) 2018年8月19日
もしかしたら通信制限かかってるかも…
ラインモバイルだから気づかなかった…
LINEは容量超えても通信制限かからないからみんなLINEモバイルにしたらいいよ
— おばらひろゆき (@h_obara512) 2018年8月18日
ラインモバイルにして1ヶ月だけど機種はそのままだし通信速度も全く変わらなかった。変わったのは月々の料金が3分の1以下になった事ぐらい。
— 高柳 (@tyg_takato5d3) 2018年2月19日
LINEモバイルを利用しているユーザーのつぶやきをチェックしたところ、速度には皆さん満足されているようで評判も良かったです。
昼や夕方などの回線が混み合う時間帯でもLINEモバイルでは他社格安SIMよりも速度が出ていて、快適に利用できます。
「データフリー(旧カウントフリー)」機能は、LINEやTwitter、インスタグラムなどのSNS利用でのデータがカウントされないので、SNSを1日に何度も利用する方ならLINEモバイルで大幅にデータ量を節約できます。
LINEフリープランのデータ専用なら500円で利用できるので、子供の初めての電話としてLINEモバイルを選ぶのもおすすめです。
参考
LINEモバイルの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
格安SIM速度で比較したおすすめMVNO2位 UQ mobile
安定と速度が両立しているUQ mobile
格安SIMを通信速度で比較した場合、一番おすすめなのが「UQ mobile」です。
UQ mobileを運営するUQコミュニケーションズはauと同じKDDIの子会社として、格安SIMの中でも高い評価を得ています。
サポート体制が充実しているのはもちろんのこと、通信速度に関しては他の企業にはないほど安定感があるのがポイントです。
KDDIが力を入れており、ネットワークを増設した回数も多いため、速さもかなりのもの。
au回線の格安SIMを探しているなら自信を持っておすすめできますよ。
UQ mobileならプランも充実
他にもUQ mobileならではのプランがあるのもおすすめの理由です。
通信無制限と3GBの2つのプランがあり、使い方によって好みのプランを選べるのがポイント。
通信無制限のプランは、速度が500kbpsまでに制限されますが、データ消費を気にすることなくSNSアプリやネット検索を楽しめるのが魅力です。
また、節約と高速モードがあるので、通信速度が必要な場合は切り替えによって最大受信225Mbpsで利用できます。
参考
UQモバイルの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
レンタルサービスでお試しも可能
どうしても格安SIMの速度が不安という方は、15日間無料で使える「Try WiMAX」や「Try UQ mobile」でお試しもできます。
実際に使ってみることで自分の利用する時間にどれくらいのスピードになるのか、快適に使用できるのか明確になるのが魅力的です。
登録料や通信料、送料なども一切かからないので、初めて格安SIMを使う方や迷っている方は気軽に利用してみましょう。
格安SIM速度で比較したおすすめMVNO3位 mineo
docomoとau・ソフトバンクから選べて機種が豊富
ユーザビリティを重視したサービス展開が魅力の「mineo」。
ユーザーの満足度調査で1位を獲得するなど、利用者からの評判が高いMVNOです。
mineoは格安SIMで初めてdocomo、au、ソフトバンク全キャリアに対応しました。
docomoとau・ソフトバンクから好みの回線を選べるので、数多くの機種から選んだ好みのスマホで安定した通信速度を確保できるのがポイント。
途中でdocomoプランとauプラン、Softbankプランの変更もできるから自由度が高い格安SIMといえます。
サーバー増設も度々行っているので速度も安定しています。
ただ、昼などの混雑する時間帯はどうしても速度低下してしまう点には注意しましょう。
フリータンクで通信料がシェアできる
mineoの大きな特徴としてフリータンクという通信料をシェアできるサービスがあります。
他の格安SIMで容量が足りなくなった場合、追加で購入する必要があるのに対して、mineoでは毎月無料で最大1GBまで容量の追加が可能です。
今月は多く使いたいけれど……というときに無料でパケットを分けてもらえるのは大変便利といえます。
さらに、あまり使わない月は寄付もできるから、ユーザー同士のコミュニケーションが図れるという独自サービスです。
他にもパケットギフトやパケットシェアといった個人間のパケットやり取りも自由にできるのがポイント。
また、「マイネ王」という専用コミュニティサイトで他ユーザーとの情報交換もできます。
マイネ王では質問や不安があれば、気軽に相談することができます。
ただスマホを利用するだけにとどまらず、コミュニティが充実しているのも人気の秘密といえます。
解約が無料?縛りが少ない契約体系
mineoは解約の違約金が一切かからないのもおすすめポイントです。
格安SIMはキャリアスマホと同じように音声通話のプランの場合6カ月から2年という長い契約の縛りが発生するものもあります。
そんな中、合わないと感じたらすぐに解約できるのは大きな魅力です。
手軽に利用できて、料金もお手頃だから多くのユーザーから高い評価を得ています。
通信速度も混雑時を避けることで十分快適といえるので、格安SIMを利用するか迷っているならmineoがおすすめですよ。
参考
mineoの評判は?メリット・デメリット徹底解説おすすめ格安SIMとプランを解説
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